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エミール=オーギュスト・シャルティエの名言

アラン(Alain)ことエミール=オーギュスト・シャルティエ(フランス語:Émile-Auguste Chartier、1868年3月3日 - 1951年6月2日)は、フランス帝国(フランス第二帝政)ノルマンディー・モルターニュ=オー=ペルシュ出身の哲学者、評論家、モラリスト。 ペンネームのアランは、フランス中世の詩人、作家であるアラン・シャルティエに由来する。 1925年に著された『幸福論 (アラン)』で名高いが、哲学者や評論家としても活動し、アンリ・ベルクソンやポール・ヴァレリーと並んで合理的ヒューマニズムの思想は20世紀前半フランスの思想に大きな影響を与えた。 体系化を嫌い、具体的な物を目の前にして語ろうとしたのがアランの手法で、理性主義の立場から芸術、道徳、教育などの様々な問題を論じた。フランス文学者の桑原武夫は「アランの一生は優れた「教師」の一生であったと言えよう」と評している。また、アランの弟子で同国出身の小説家、評論家であるアンドレ・モーロワは1949年にアランの伝記や教えをまとめた『アラン(Alain)』の中で、アランを「現代のソクラテス」と評している。
友情には確固たる決心が必要だ。さもないとあまりにも安易なものになるだろう。

人間は意欲すること、そして創造することによってのみ幸福である。
人類史は記号の歴史、つまり宗教の歴史である。
戦争の原因は名誉と退屈の裡にある。
少なくとも強い友情というものは、ある不信と低抗とから始まるのが自然らしい。
乞食は純粋のブルジョアだといってよい。というのは、彼はもっぱら哀願にのみ依存して生きているのだから。
男は建設すべきものも、また破壊すべきものもなくなると、非常に不幸を感じるものである。
暴君にとって最も喜ばしいことは所有ではなく、所有の権利である。
嘘つきがいつでも必ず嘘をつくとしたら、それはすばらしいことである。
自分が、その価値に値しないのに武勇章をつけて得意になっている連中は、虚栄心の強い人間である。
悪を原因によって知る人はけっして人を呪いもせず、絶望もしないことを学ぶであろう。
恐怖には、恐怖に対する恐怖というものしかほかにはない。
金は必要からのみ金を求める連中を回避する。
実際に奴隷となるには、みずから奴隷だと信ずることでもって十分である。
信仰のないところに精神はない。外部に支えを求める精神は弱い精神である。
成功して満足するのではない。満足していたから成功したのである。
戦争の原因は名誉と退屈の裡にある。
来世の約束などは、理由もわからずに救われた人々に与える口実である。

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