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アナトール・フランスの名言

アナトール・フランス(フランス語: Anatole France, 1844年4月16日 - 1924年10月12日)は、フランスの詩人・小説家・批評家。本名はジャック・アナトール・フランソワ・ティボー(フランス語: Jacques Anatole François Thibault)。パリ出身。アカデミー・フランセーズの会員を務め、ノーベル文学賞を受賞した。代表作は『シルヴェストル・ボナールの罪』『舞姫タイス』『赤い百合』『エピクロスの園』『神々は渇く』など。芥川龍之介が傾倒し、石川淳が訳していたことで有名である。
嫉妬は男においては弱さであるが、女にあっては一つの強さである。

私が人生を知ったのは、人と接したからではなく、本と接したからである。
大多数の者は、この生で何をすべきかを知らないにも関わらず、終わりのない別の生を求めているのだ。
想像力は感じやすい人間を芸術家にし、勇気のある人間を英雄にする。
人生を持て余しているような箸にも棒にもかからぬ人間に限って、永遠に続く命を欲しがるものだ。
「皮肉」と「憐れみ」とはふたりのよき助言者である。前者は、ほほえみながら、人生を愛すべきものにしてくれ、後者は、泣いて、人生を聖なるものにしてくれる。
苦悩の美徳を教える僧侶に耳を傾けるのをやめようではないか。なぜなら快楽こそ善だからである。
私は賢さからくる無関心よりは、熱中した馬鹿さかげんのほうが好きだ。
われわれは女性にしゃべらす薬を持っているが、女性を沈黙させる薬は誰も持ってない。
この世で最高の言葉でも、理解できなければただむなしく響くだけ。
誰しも老いるのは嫌だが、それは長生きをするための唯一の道なのだ。
人生の真実は、美味で、恐ろしく、魅力的で、奇怪、甘くて、苦い。そしてそれがすべてである。
死ぬとは、とても手間のかかるものだな。
理解しないことが多いよりも、わずかでも理解する方がいい。
嫉妬は男においては弱さであるが、女にあっては一つの強さである。
頭のなかではよく分かっていても、いざというときに愚かな行動をとってしまうのが人間というものである。
暴力にかかわることにはまったく参加せず、あらゆる迫害に苦しむことを覚悟すれば戦争はなくなるであろう。それが戦争をなくす唯一の方法である。
新しい世界に生きようと思ったら、前の世界のことを死滅させなければならない。
すべての真の偉人の第一の美徳は、誠実であることだ。
偉大なことをなすには、実行力だけでなく、夢想力がなければならない。
正直とか親切とか友情とか、そんな普通の道徳を堅固に守る人こそ、真の偉大な人間というべきである。

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