社会 実業家

出井伸之の名言

出井 伸之(いでい のぶゆき、1937年〈昭和12年〉11月22日 - 2022年〈令和4年〉6月2日)は、日本の実業家。クオンタムリープ株式会社代表取締役会長・ファウンダー。 ソニー株式会社社長、ソニー株式会社最高経営責任者などを歴任した。
仮にどんなに小さく思える会社でも、総力をあげて一つのことに集中している会社には大変な強みがあり、計り知れないエネルギーを秘めています。

「育てる」メカニズムをいかにして作るかが、企業の重要なミッションだと思います。そしてそれにはやはり、「情熱」というものが不可欠なのです。
元々、ソニーには「個性」を尊重する文化がありましたが、これからはよりいっそう、「人と違うこと」を受け入れる土壌を豊かにしなければなりません。
ネットワーク技術の進歩は、ビジネスの世界にとって大きなチャンスであるとともに、既存のやり方が通用しなくなるという意味で大きなチャレンジでもあるのです。
経営者が自分の後継者はいないと傲慢に言い出したら終わりです。いま私が直面している、大変だなと思うことを分析して、それを次の人がやさしくできるような仕組み作りをしたいと思っています。
イチローだって、ヒットを打つことに特化しているからすごいのであって、時代が変わったから泳いでみろ、と言ったって泳げないですよね。
人の話を聞く姿勢がない人は、その先には進めません。生意気盛りの人にとって、おそらく耳に痛いことは聞き入れにくいものです。しかし、そうしたことを言ってくれる人がいるということは、とても重要なのです。
社会に住んでいるときは、仮面を被って、生きているんですよ。ずっと地で行っていたら疲れてしまう。仮面をかぶり、舞台を演じていていいと思う。ただ、それに自分が気づけているかどうかが、重要なんです。これは、本当の自分ではない、ってね。
これからは個々の社員が起業家、事業家にならないとビジネスがうまくいかない。
組織は変えられません。それを変えさせるには、すぐ近くに競合的な組織をつくってやるのが一番です。
長期的な目標を達成するためにも、短期的な課題をクリアすることが極めて重要。
私がメディアに出て話をするのは「社内」へのメッセージなのだ。
人は組織からの引退や卒業はありえても、自分自身から引退することはできない
危機の時代は迫ってきているのではなく、もうここに来ているかもしれないのです。
人生には終わりがありますが、挑戦に終わりはありません。私はまだまだ挑戦し続けたいと思いますし、そうした越境へ挑戦することの大切さを両親から学んだような気がします。
井深は会社の精神的支柱です。会社がてきた素、DNAみたいなものですから、その精神に敬意を表さないと、会社がおかしくなってしまうと思います。
リーダーシップで最も重要なことは、危機感を共有し、迅速に対応できるかどうかに尽きる。目の前の危機をクリアすることで、社員の達成感が醸成され、次に進むエネルギーへとつながっていくのだ。
組織というのは、ある目的を達成するのに最善の仕組みとして出来上がっているのです。だから目的をすり替えてしまうと上手く機能しません。
変化を歓迎しない会社全体を変えていくわけですから、社長の意見は社内ではマイノリティたらざるを得ない。社長に就任した三年前から、これだけの大きな会社に変化の必要性を浸透させ、方向性を示し、実際にそれに向かって舵を切りだすことに努力してきました。
自分自身をひとつの会社だと考えなさい。そう考えると、月収を売上げだとすれば、個人価値に値するのは株価。通常企業ではどちらも見なければいけません。売上げが同じ会社であっても、株価が異なることは多いでしょう。
社長業というのはコミュニケーション業だと考えています。私の考えはこうですと突然言っても、普段から付き合いがなければ、驚くだけで受け入れにくいものでしょう。
指揮者と経営者とは共通点があるなと感じました。孤独である。常に勉強しなければいけない。基礎に忠実な部分と、革新を意識する部分とが両立しなければいけない。人材育成への情熱。などなど。
自分は何が好きで、何がやりたいのか。どんな人になりたいのか。そこを徹底的に突き詰めてほしい。そうやって常に「気づき」を求めていれば、今まで何とも思っていなかった情報さえも自分の中で活きてくるはずです。
仮にどんなに小さく思える会社でも、総力をあげて一つのことに集中している会社には大変な強みがあり、計り知れないエネルギーを秘めています。
不本意だった仕事もやっていれば面白くなるし、思わぬ収穫もある。楽しんでいれば、必ず得るものがある。
そのためにも日頃から社長はどういう人間か、どういう考えを持っているかということをみんなに示しておこうと心がけています。

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