社会 思想家

中村天風の名言

中村 天風(なかむら てんぷう、1876年7月30日 - 1968年12月1日)は、日本の自己啓発講演家、思想家、ヨーガ行者。実業家、大日本帝国陸軍諜報員、玄洋社社員。孫文の友人であり、中華民国最高顧問の称号も持った。天風会を創始し心身統一法を広めた。本名は三郎(さぶろう)。 学生時代に喧嘩で相手を刺殺、日清日露戦争当時は軍事探偵として活動する。戦後結核にかかり、ニューソート作家の著作に感銘を受けて渡米し、世界を遍歴。インドでのヨーガ修行を経て健康を回復し悟りを得たとされる。日本に帰国後、一時は実業界で成功を収めるも、自身の経験と悟りを伝えるために講演活動を開始。その教えを学んだ各界の著名人の中には、松下幸之助など日本を代表する実業家も含まれる。現在は公益財団法人天風会(中村天風財団)が著作などを管理している。
人間が人間として生きていくのに一番大切なのは、頭の良し悪しではなく、心の良し悪しだ。

一度だけの人生だ。だから今この時だけを考えろ。
過去は及ばず、未来は知れず。死んでからのことは宗教にまかせろ。
どんな名医や名薬といえども、楽しい、おもしろい、うれしいというものに勝る効果は絶対にない。
人生はどこまでも生かされる人生であっちゃいけない。
生きる人生でなきゃいけない。
どんな目にあっても、どんな苦しい目、どんな思いがけない大事にあっても、日常と少しも違わない、平然としてこれに対処する。これが私の言う積極的精神なんであります。
自分が知って知らずに関わらず、蒔いたとおりに花が咲く。
持たなくてもいい重い荷物を、誰に頼まれもしないのに一生懸命ぶらさげていないか。
言葉には人生を左右する力があるんです。この自覚こそが人生を勝利にみちびく、最良の武器なんですよ。
力を入れることに重点を置かずに、力を働かすことに重点を置く。
鉛は鉛、金は金。鉛に金メッキして、俺は金だというような顔をしなさんな。
偉くなる人とそうならない人と、差が出てくるかっていうと、同じ話を聴いても、聴き方、受け取り方が全然違うからなんです。受け取ったことを自分の人生に、どう応用していくかということだけの差なんです。
凡人は敵対し、優れし人は和合する。ケンカすることより、仲良くすることをまず考えなきゃだめですよ。
感謝するに値するものがないのではない。感謝するに値するものを、気がつかないでいるのだ。
境遇や環境が、自分を偉くしたり幸福にしたりすることはない。
幸福や幸運は、積極的な心もちの人が好きなんですよ。
船に乗っても、もう波が出やしないか、嵐になりゃしないか、それとも、この船が沈没しやしないかと、船のことばかり考えていたら、船旅の愉快さは何もなかろうじゃないか。人生もまたしかりだよ。
今日一日、怒らず、恐れず、悲しまず、正直、親切、愉快に生きよ。
喜びのないところには、本当の生きがいのある人生というものがない。
明日に死を迎えるとしても、今日から幸福になって遅くないのです。
信念、それは人生を動かす羅針盤のごとき尊いものである。従って信念なき人生は、ちょうど長途の航海の出来ないボロ船のようなものである。
百歩譲って、いくら磨いても玉にならないとしてもだよ、磨かない玉よりはよくなるぜ。ここいらが非常に味のあるところじゃないか。
「俺は運が悪いなあ」と思わないで「ああ、何か俺の心構えなり、方法なりに大きな間違いがあったのを、こういう結果になって、天が教えてくれているんだなあ」と考えなさい。
土台を考えないでいて、家の構造ばかり考えたって、その家は住むに耐えられない家になっちまうでしょう。人生もまたしかりであります。
まずは人間を創れ、魂を磨け、さすれば幸福は向こうからやってくる。
人の落ち度は、許すより忘れてしまえ。

-社会, 思想家
-, , , ,