本気で嫌なら押し通せよ。もういいとかそういうの最低だ
バッテリー (小説)の名言
『バッテリー』は、あさのあつこによる日本の児童文学作品。教育画劇の創作文学(教育画劇)より1996年12月から2005年1月まで刊行された。また、文庫版が角川文庫・角川つばさ文庫(共に角川書店)から刊行された。文庫版では本編の続編となる『ラスト・イニング』が刊行された。1997年には第35回野間児童文芸賞を受賞。2016年7月時点でシリーズ累計発行部数は1000万部を突破している。 本作を原作とした漫画が柚庭千景により『月刊Asuka』で連載され、単行本が角川書店から発行されている。漫画は2010年を最後に長い間休載されていたが、2015年8月号より同誌にて連載が再開され、2016年に休載。同誌2021年2月号に再開され、同誌が隔月刊の『ASUKA』へとリニューアル後も連載され、2022年9月号にて完結。アニメ化・連載再開に伴い、表紙を一新し書き下ろしも収録された新装版が刊行された。 2000年にはNHK-FM「青春アドベンチャー」枠にてラジオドラマ化されている(全10話)ほか、2007年には林遣都の主演で映画化、さらに2008年4月からは中山優馬の主演でNHKにてテレビドラマ化された。 2016年7月より9月までフジテレビ「ノイタミナ」枠にてテレビアニメが放送された。 飛びぬけた才能と傲慢なまでの自信を持つピッチャー原田巧と、巧とバッテリーを組むキャッチャー永倉豪の1年間の物語。少年達の真剣な対峙と美しい背景描写、短いセンテンスでキレのいい文章が魅力。語りは三人称だが、感情描写の主体が場面ごとに変わり、それぞれの登場人物の心理を細かく表現している。 2022年6月4日から6月5日にKADOKAWA(主催)株式会社クールジャパントラベル(旅行企画・実施)から「作家あさのあつこと行く『バッテリー』聖地巡礼ツアーin岡山」一泊二日[1]が開催された。ツアー内容は「1日目」岡山駅周辺集合後、美作市ほたる館(あさのあつこ資料館)、美作ラグビーサッカー場(横手二中との試合モデル地)、美作市立美作中学校(新田東中モデル地)、ザ・シロヤマテラス津山別邸、夕食、トークショー、サイン会「2日目」高田神社(巧と豪の出会い場所モデル地)、お食事処 西蔵にて昼食、勝山(横手モデル地)自自由行動、岡山駅周辺解散。トークショーでの内容は口外無用となっているが、公式タグ「#あさのあつこツアー」でツアー参加者の感想などが閲覧出来る。