臆病は残酷性の母である。
いつかできることは全て今日でもできる。
不幸は大半が、人生に対する誤った解釈のしるしである。
自然は優しい案内者である。賢明で、公正で、しかも優しい。
美しい女にはやがて飽きがくる。善良な女には永久に飽きはこない。
哲学するのは、いかに死すべきかを学ぶためである。
世の中には勝利よりももっと勝ち誇るに足る敗北があるものだ。
夫婦の仲というものは、あまり終始一緒にいると、かえって冷却するものである。
ミシェル・エケム・ド・モンテーニュ(Michel Eyquem de Montaigne [miʃɛl ekɛm də mɔ̃tɛɲ], 1533年2月28日 - 1592年9月13日)は、16世紀ルネサンス期のフランスを代表する哲学者。モラリスト、懐疑論者、人文主義者。現実の人間を洞察し人間の生き方を探求して綴り続けた主著『エセー』は、フランスのみならず、ヨーロッパの各国に影響を与えた。