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亀井勝一郎の名言

亀井 勝一郎(かめい かついちろう、1907年(明治40年)2月6日 - 1966年(昭和41年)11月14日)は、昭和期の文芸評論家、日本藝術院会員。当初は左翼的政治運動に参加したが転向し、仏教思想に関心を深め、文芸評論や文明批評で活躍した。「日本浪曼派」を創刊。著書に『大和古寺風物誌』(1943年)、『現代史の課題』(1957年)など。
理想の良人、理想の妻を得ようとするから失望するのだ。

恋とは巨大な矛盾であります。それなくしては生きられず、しかもそれによって傷つく。
こんにちの若い男性は教養程度が低くなったので、目立つものにしか心をひかれない。
発見する能力を失ったのだ。女性もまた教養程度が低くなったので目立つようにしか化粧をしない。
女性が弱いというのは嘘である。世の中に何が強いと言って、無神経な事ほど強いことはない。
愛情がこもっていて無口な人こそ、人生の伴侶としてふさわしい。
恋の味を痛烈に味わいたいならば、 それは片思いか失恋する以外にないだろう。
人生は悪意にみちたものかもしれないが、どんな人間のうちにも一片の善意はひそんでいるものだ。
人は後姿について全く無意識だ。そして何気なくそこに全自己をあらわすものだ。後姿は悲しいものである。

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