文芸 小説家

川端康成の名言

川端 康成(かわばた やすなり、1899年〈明治32年〉6月14日 - 1972年〈昭和47年〉4月16日)は、日本の小説家・文芸評論家。大正から昭和の戦前・戦後にかけて活躍した近現代日本文学の頂点に立つ作家の一人である。 代表作は、『伊豆の踊子』『浅草紅団』『抒情歌』『禽獣』『雪国』『千羽鶴』『山の音』『眠れる美女』『古都』など。 1968年に日本人初のノーベル文学賞を受賞するなど多くの名誉ある文学賞を受賞し、日本ペンクラブや国際ペンクラブ大会で尽力したが、多忙の中、1972年(昭和47年)4月16日夜、72歳でガス自殺した。なお、遺書はなかった。
夫を持ったり、子供を持ったりする度に、人間の心の眼は開けてゆくものだよ。

男が家庭を持ちたいってのは、思いきり阿呆になれる場所がほしいからだ。
長い結婚は必ずしも出発に支配されない。
たとえばどんなにいいことにしろ、それを知るべき年齢よりも早くそれを知れば、それは悲劇の色しか帯びない。
忘れるにまかせるということが、結局最も美しく思い出すということなんだ。
一生の間に一人の人間でも幸福にすることが出来れば自分の幸福なのだ
別れる男に、花の名を一つ教えておきなさい。花は毎年必ず咲きます。
何となく好きで、その時は好きだとも言わなかった人のほうが、いつまでも懐かしいのね。忘れられないのね。別れた後ってそうらしいわ。
一輪の花は百輪の花よりもはなやかさを思わせるのです
今日の結婚は明日の喜びか悲しみかわからないのを、ただ喜びであれと祈り、喜びであろうと夢見る。
つき価値のある存在なのだから、自分の価値を他人に証明する必要はない。
死んだ者の罪を問わないのは、今は生きていてやがて死ぬ者の、深い真理かもしれませんよ。
自分の年とってゆくのを忘れさせてくれるのは子供しかないってことは、あらゆる生物の楽しい悲劇ですよ。
人間は、みんなに愛されているうちに消えるのが一番だ。
犠牲を清らかならしめよ。自分を犠牲にした者は、自分を犠牲にしたことを忘れるのが、美しい犠牲の完成なのだ。
死んだ時に人を悲しませないのが、人間最高の美徳さ。
日本の子供には、もっと孤独を教えないと、思想はませんね。
一人のよき友は、地上のすべての宝玉よりも、どんなに勝っていることか
健全な愛は健全な人にしか宿らないものだよ
ささいなことが私たちを慰めるのは、ささいなことが私たちを悩ますからだ。
国境の長いトンネルを抜けると雪国であった
僕は生きている方に味方するね。きっと人生だって、生きている方に味方するよ。
自分は「怠け者」であり、川端文学は「怠け者の文学」である
誰にもかれにも、同じ時間が流れていると思うのはまちがいだ。

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