文芸 詩人

吉野弘の名言

吉野 弘(よしの ひろし、1926年(大正15年)1月16日 - 2014年(平成26年)1月15日)は、日本の詩人。 山形県酒田市に生まれた。酒田市立商業学校卒業後、石油会社に入社。徴兵検査を受けたが入営前に敗戦を迎えた。戦後は労働組合活動に従事し、その過労による肺結核に倒れ、3年間の療養生活を送った。その間に詩作を始め、詩誌「詩学」(1952年11月号)に投稿した「I was born」で注目された。のち、川崎洋、茨木のり子の創刊した「櫂」に参加。市民生活への共感と、療養生活によって培われた弱者への愛が詩作の根幹にあり、「人間性へのひたむきな愛の詩人」と評価される。
ひとが/
ひとでなくなるのは/
自分を愛することを/
やめるときだ

やさしい心の持ち主は、いつでもどこでも我にもあらず受難者となる。なぜって、やさしい心の持ち主は、他人のつらさを自分のつらさのように感じるから。

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