複雑化した問題を扱う能力を改善できるなら、人類に著しく貢献できるだろう。それこそ自分の考えていたものではないか。
ダグラス・エンゲルバートの名言
ダグラス・エンゲルバート(Douglas Carl Engelbart、1925年1月30日 - 2013年7月2日)は、アメリカ合衆国の発明家で、初期のコンピュータやインターネットの開発に関与した。特に、SRIインターナショナル内の オーグメンテイション研究センター (ARC) で行ったヒューマンマシンインタフェース関連の業績で知られており、そこでマウスを発明し、ハイパーテキストやネットワークコンピュータやグラフィカルユーザインタフェースの先駆けとなるものを開発した。 エンゲルバートは、コンピュータとネットワークの開発と使用が世界の緊急かつ複雑な問題を解決する助けになるという主張をよく行っている。研究室には自身が "bootstrapping strategy" と名付けた一連の原則を貼っていた。その戦略は研究室での技術革新を加速するようエンゲルバートが設計したものである。 2000年12月、ビル・クリントン大統領は、アメリカ最高の技術賞であるアメリカ国家技術賞をエンゲルバートに授与。2008年12月、エンゲルバートは「すべてのデモの母」の40周年を記念してSRIから表彰された。