生きてくってことは冗談ごとじゃあねえからな。
一足跳びに山の頂点へあがるのも、一歩、一歩としっかり登ってゆくのも、結局は同じことになる。
夢のゆきついたところに結婚があるのではなくて、結婚から夢の実現がはじまるのです。
人の一生は曲がり角だらけだ。
どんなに賢くっても、にんげん自分の背中を見ることはできない。
この人生には、無数の教訓がちりばめられている。しかし、どの1つをとってみても、万人にあてはまるものはない。
山本 周五郎(やまもと しゅうごろう、1903年(明治36年)6月22日 - 1967年(昭和42年)2月14日)は、日本の小説家。本名:清水 三十六(しみず さとむ)。質店の徒弟、雑誌記者などを経て文壇に登場。庶民の立場から武士の苦衷や市井人の哀感を描いた時代小説、歴史小説など大衆小説で知られ、特に晩年多くの傑作を書いて高く評価された。